fintech航海記

日本のフィンテックスタートアップ、エンジニアリングマネージャーを経て、アクセンチュアで経営コンサルティングに従事。現在は海外のフィンテック企業の事例を紹介するメディア「fintech航海記」

2024-01-01から1年間の記事一覧

UFJグループが出資する南アフリカ初のフィンテックTyme Groupとは?

UFJ

Tyme Groupとは? Tyme Groupは、南アフリカで発足し、現在はシンガポールに本社を置く「ネオバンク(デジタル専業銀行)」グループです。物理的な支店網を持たず、IT基盤を活用した低コスト・高利便性のデジタル銀行サービスを新興市場中心に展開しています…

南アフリカ発のネオバンクTyme Groupがユニコーンに.三菱UFJフィナンシャル・グループなども出資:今週の海外フィンテックニュース

資金調達と評価額 • bolttech(ボルトテック): シンガポール拠点のインシュアテック(保険分野にテクノロジーを活用する企業)スタートアップ。保険商品を消費者にスムーズに届けるためのプラットフォームや、既存の保険会社向けのテクノロジーソリューシ…

VALUを振り返る(2010年代のフィンテック)

2017年にサービスを開始したVALUは、フィンテック業界で一際注目を集めたプロジェクトでした。創業者の小川晃平氏が率いるVALUは、個人が自身の価値をトークン化し、売買可能にするという画期的な仕組みを提供しました。個人が「VA」と呼ばれる疑似的な株式…

Kyash Directのその後:インフキュリオンは、「Xard」に変更、継続中(定点観測)

2020年に株式会社Kyashが企業向けカード発行事業「Kyash Direct」を株式会社インフキュリオンに譲渡した後、同事業は「Xard(エクサード)」と改称されました。 「Xard」は、企業が自社ブランドのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなど多…

アルゼンチン発のフィンテック企業「Ualá」、ラテンアメリカを席巻する巨大フィンテック

アルゼンチン発のフィンテック企業 Ualá の評価額は、2024年11月時点で 27.5億ドル に達しました。日本だと Kyash や バンドルカード(カンム)、B/43(スマートバンク)あたりの会社を思い浮かべていただけると良いかともいます。しかし、それには止まらな…

アルゼンチンのUalá、3億ドルの資金調達で評価額27.5億ドル、テンセント、フィンテック分野の成長に陰り

1. 楽天グループ、17四半期ぶりの黒字転換 楽天グループが2024年第3四半期において営業利益5億円の黒字を達成しました。 - 楽天モバイルの赤字縮小:関連キャンペーンが契約者数増加に寄与し、812万回線を突破。 - フィンテック事業が増益:楽天カードや楽天…

ブラジルのNu Holdings、Q3収益が予想を上回る、Visa提携、Marosa資金調達 ( Daily Watch)

ブラジルのNu Holdings、Q3収益が予想を上回る ブラジル発のデジタル銀行Nu Holdingsは、ラテンアメリカ市場で急成長しているフィンテック企業です。今回の業績発表では、第3四半期の収益が前年同期比38%増の29.4億ドル(約4,400億円)に達し、アナリスト予…

シンガポールの元中央銀行総裁であるラヴィ・メノン氏は、2024年10月に非営利団体「Global Finance and Technology Network(GFTN)」を設立

シンガポールの元中央銀行総裁であるラヴィ・メノン氏は、2024年10月に非営利団体「Global Finance and Technology Network(GFTN)」を設立しました。この団体は、グローバルなフィンテックの成長とイノベーションを推進し、特に新興市場における金融サービ…

今週のフィンテックニュースまとめ:VisaとAffirm提携、Klarna IPO申請、Upstart収益増

VisaとAffirm、BNPLで提携 VisaはAffirmと提携し、BNPLオプションを組み合わせた新しいカードを導入しました。これは、消費者が即購入し後で分割払いできる柔軟な支払い需要に応えるものです。BNPL(Buy Now, Pay Later)は特に若い世代に人気があり、消費者…